岩手県盛岡市のベアレン醸造所(代表取締役:木村剛)は、本年5月2-5日に予定していました恒例の春の工場ビールまつり「スプリングフェスト」の、本年開催を見送り、中止とすることといたしました。
コロナウイルス感染拡大防止に対するためで、2003年の創業後、2005年から毎年この時期の恒例のイベントとなっていましたが、初の中止となります。スプリングフェストは毎年2000人以上が参加する人気のイベントですが、屋外で密閉されていないとはいえ、多くの方々が密集する場になること、また例年3割程度の方は県外からの参加なので人の動きを抑制する意味でも中止すべきと判断いたしました。
ベアレン醸造所では3月期の売上は、直営レストランで既存店ベース前年比約60%と影響が大きいのをはじめ、イベントも軒並み中止となり売り上げに大きな影響を受けています。しかし、工場直売所などでの家飲みキャンペーンで動きも見られ、全社では前年比90%程度と何とか踏みとどまっています。
しかし、4月以降はイベントが軒並み中止になっていることや、直営レストランのさらなる落ち込みが予想されること、家庭需要も落ちてきていることから、ここ数年、フル生産を続けてきた北山本社工場の生産を20%減産することをはじめとして全社で大幅な減産に踏み切りました。今後の状況次第では更なる減産の必要も出てきています。
以上の様に厳しい状況が続いていますが、当社ではこの4月の新卒新入社員4名は予定通り入社し、外部研修が延期になる中、プログラムを変えながら工夫して研修を進めています。行政等の各種助成などを駆使し、雇用の確保を第一に全社一丸となって取り組んでいます。
今後とも皆さまのご支援をいただけますようお願いいたします。
うまいビールで食卓をハッピーに。
以上